気温の変化が大きいと風邪引きやすいって言うよね
すっかり温かくなった昼過ぎ、大学での用事を終えて電車に乗った。
にしても夜が寒い。遅刻してきた今日の相方を待つぼっちな私に吹き付ける風は、昼の日差しと打って変わって、すっかり冷たかった。
熱を求めるように急ぎ足で入った球場。今日も球場内の空調は良好。ドームラン?そんなんじゃない。ファンの熱気でいい感じだったってこと。
4月13日、久々に東京ドームでの観戦。
巨人 ✖ 広島 第三戦18時スタート。
先発は日本ハムからやってきた広陵出身・吉川光と、カピバラさん大瀬良。
(キャッチャー小林とで広陵バッテリーだった)
オープン戦からなかなかパッとしなかった吉川、ガンバレって感じだったんだけど、、、
1回表で4失点。。つらい、まだ変えるに変えられない。ブルペンを急激に温める。
試合昨日1軍に上がり、2回途中に代わった高木。
2回から7回までをきっちり抑え、スコアボードには綺麗な0の列。
池田&谷岡新人コンビが中継ぎ枠を抑えようとしている中、2軍で調整していた高木。
どんな思いを抱えながらの登板だったんだろう。
気迫あるピッチングだった。
ボールがリリースされる指先から、ミットに吸い込まれるまでの繰り返しに目が釘付けだった。
気持ちのこもったプレーには思わず見ているこちらも気持ちや熱が入る。
マギーの第一号HR、3塁ヘッドスライディング。
村田の代わりにスタメンとして出続けることへの不安、プレッシャーを強く感じていた繊細なマギー。2日中日戦のお立ち台では安堵からか、顔を真っ赤にして目を潤ませていた。
そんな姿、選手の抱えていた思いを知っていただけに、HR後には「マギー、よかった、本当によかった」なんて見守る母親のごとく、歓声の中ぽつりつぶやいてしまった。
他にも、雰囲気が盛り下がってきた頃にマギーの打席で三盗ヘッドスライディングした坂本。
代打・松山や石原のHRもそう。
気持ちが見えやすいプレーが多く、目に見える選手の動きだけじゃなく、内面まで思わず迫ってしまう、見ごたえある試合だった。
贔屓の巨人は負けたけど満足。いい試合を観た。
やっぱり球場で観るのはいいね。
試合の展開に一喜一憂する両ファンの一体感も凄かった。
生い立ちも、仕事も、大切にしているものも、
共通項より圧倒的に違う部分だらけの人たちが、
目の前の野球の試合で一斉に同じ温度になる瞬間は、やっぱりいつ見ても鳥肌が立つ。
負け方はすごかったけども、また観に行こうと思った。
明日は、初めて寄席に行ってみようかなと思って、昭和元禄落語心中で予習しているところ。ほんなら。